独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月25日、影舞におけるクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。daifukuya.com が提供する影舞(http://www.daifukuya.com/kagemai/)は、開発チーム内でソフトウエアのバグの情報を共有するバグトラッキングシステム。影舞には、当該製品にログインした状態の管理者権限を持つユーザが細工されたページにアクセスした場合、意図しない操作をさせられるクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性が存在する。JPCERT/CCによると、2021年1月22日に開催された公表判定委員会による判定にて、平成29年経済産業省告示第19号および、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドラインにおける、すべての条件を満たすことを確認したため、JVN で公表することが適当と判定し、IPAは、脆弱性情報を公表すると判断した。JVNでは、製品開発者と連絡が取れず本脆弱性の対策状況は不明なため、影舞 0.8.8 の使用中止を検討するよう注意を呼びかけている。