トレンドマイクロ株式会社は2月9日、コロナ禍におけるサイバー犯罪者たちの「余暇活動」について同社ブログで解説している。同社ではアンダーグラウンドフォーラムやアンダーグラウンドマーケット(闇市場)を監視する中で、サイバー犯罪者同士が外出制限下での「余暇」を楽しむために、さまざまな活動を実践していることが判明したと報告、サイバー犯罪者同士の「余暇活動」は新たなサイバー犯罪を助長する可能性があると警告している。同社によると、コロナ禍でサイバー犯罪者はオンラインラップバトル、ポーカー大会、詩人コンテスト、対面方式でのスポーツ大会、総合格闘技大会(MMAトーナメント)等の特定のオンライン競技を好んで行っており、一見、普通の人でも参加できる犯罪とは無縁の娯楽活動のようにもみえるが、大会の勝者への賞品が、クレジットカードのダンプから個人情報(PII)まで不正な手段で取得された資産であるという。