ガートナー ジャパン株式会社は11月26日、日本のセキュリティ・リーダーに向け、これからの時代に求められる新しいリーダーシップの在り方について発表した。同社のアナリストでシニア プリンシパルの矢野薫氏は、これからの新しい形のセキュリティ・リーダーを目指すに当たっての留意点として、以下の3点を提示している。1.皆がよく知っている言葉に置き換えるキャッチーなワードは、人によって意味が異なり何を議論しているのかが不明瞭なため、具体的な対象がはっきりと分かるように議論を仕切り直すべき。2.できる限り小さく始めるセキュリティが十分ではない中、ビジネスを推進しなければならない場合には、できる限り小さく始める。3.これまでとは逆の発想で進めるセキュリティインシデントの際に、「本当の問題は何か」を経営陣に報告する良い機会とできるかどうか。同社では12月2から4日にかけてオンライン開催する「ガートナー セキュリティ&リスク・マネジメント サミット 2020」で、セキュリティ・リーダーが押さえておくべきポイントを解説する。