株式会社レイ・イージス・ジャパンは10月6日、ネットワーク診断とWebアプリケーション診断をまとめて実行可能な脆弱性スキャンツール「RayAegis Simple System Scanner」をリリースしたと発表した。同社によると、同ツールを利用することで一般的なセキュリティ診断サービスでは頻度やコストの面から対応が難しかった、システム開発での開発中の高頻度診断によるリリース直前の手戻りやスケジュール遅延の防止、データセンター事業者などにおける自社の顧客環境に対する診断サービスの提供、インターネットからの通信が制限され外部診断ができない環境における自己診断の実施等のシーンでセキュリティの向上に活用が可能となる。同ツールの特長としては、OWASP Top10のセキュリティ範囲をカバーする脆弱性スキャン、ネットワーク診断とWebアプリケーション診断に同時対応、日本語または英語での診断レポート出力(PDF、CSV)、初期設定が5分で完了する仮想アプライアンス形式、自動化用にスキャン実行やレポート出力用API提供が挙げられる。同ツールはスキャン実行回数別の年間サブスクリプションライセンスで提供、150回/年で500,000円、100回/年で350,000円、50回/年で200,000円となっており、年次途中での回数追加も可能。