トレンドマイクロ株式会社は7月16日、アラート/アドバイザリ情報「ウイルスバスター クラウドの脆弱性(CVE-2020-15603)について」を公開した。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)も「トレンドマイクロ株式会社製のウイルスバスター クラウドのドライバに境界外読み込みの脆弱性」を8月6日に「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表している。影響を受ける製品は次の通り。ウイルスバスター クラウド バージョン16、v16.0.1302 およびそれ以前のバージョンウイルスバスター クラウド バージョン15これらの製品のドライバには、境界外読み取り(CWE-125)の脆弱性が存在し、システム上のユーザーの操作により当該製品のドライバが、無効なメモリアドレスに対する操作を行うシステムコールを発行し、その結果システムがクラッシュする可能性がある。トレンドマイクロ社では、バージョンが16.0.1370もしくはそれ以上の値になっていれば修正が適用されているが、修正が自動的に配信されていない場合は、手動アップデートを実施するよう呼びかけている。また、15以下のバージョンを利用されているユーザーに対しては最新バージョンへのアップデートを検討するよう注意喚起を行っている。
ホームルーター調査、127製品ほぼ全てに脆弱性/英・加、APT29 による攻撃報告 ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2020.8.5 Wed 8:15