一般社団法人BOSS-CON JAPANは7月15日、同法人内組織のPHP技術者認定機構がEGセキュアソリューションズ株式会社の支援を受けウェブ・セキュリティ基礎試験(通称:徳丸基礎試験)を7月15日から、ウェブ・セキュリティ実務知識試験(通称:徳丸実務試験)を2021年4月から開始すると発表した。現在、ビジネスの主体をオンラインへとシフトする企業が増加する一方で、個人情報漏えいやシステム障害など、セキュリティの脆弱性を狙ったインシデントが多発、その対策が求められているが、ウェブ業界全体では、開発者自体は増加する一方、ウェブ・セキュリティ対策においては、セキュアプログラミングができる層とできない層に分かれ、開発における「格差」の広がりが課題となっている。同法人では、このような状況を受け、ユーザー・開発者を対象に「格差」解消や情報セキュリティ人材の育成、ウェブ・セキュリティへの意識と知見を高めることを目的にウェブ・セキュリティ基礎試験(通称:徳丸基礎試験)を7月15日から開始する。また、2021年4月には実務におけるセキュリティ運用能力を推しはかる「ウェブ・セキュリティ実務知識試験(通称:徳丸実務試験)」を開始、ベータ試験は2020年12月に実施する。本試験問題を作成するEGセキュアソリューションズ株式会社は、国内Webセキュリティ第一人者である徳丸浩氏が代表を務める。同氏は1985年京セラ株式会社に入社後、ソフトウェアの開発や企画に従事した後、1999年に携帯電話向け認証課金基盤の方式設計を担当したことでWebアプリケーションのセキュリティに興味を持ち、2004年に同分野を事業化、2008年に独立し、Webアプリケーションセキュリティを専門分野とするHASHコンサルティング株式会社(現:EGセキュアソリューションズ株式会社)を設立した。同試験は徳丸氏の「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を主教材としている。同書は技術書としては異例のベストセラーであり改訂を重ねる。ウェブ・セキュリティ基礎試験概要・通称名:徳丸基礎試験・試験開始:2020年7月15日・運営団体:一般社団法人BOSS-CON JAPAN PHP技術者認定機構・受験料金:1万円(外税)※学生および教職員は50%オフでの受験が可能・試験センター:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター・設問数:40問・合格:70%正解・主教材:「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」(SBクリエイティブ)ウェブ・セキュリティ実務知識試験概要通称名:徳丸実務試験試験開始予定:2021年4月ベータ試験実施予定:2020年12月運営団体:一般社団法人BOSS-CON JAPAN PHP技術者認定機構受験料金:1万2千円(外税)※学生および教職員は50%オフでの受験が可能。試験センター:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター設問数:50問合格:70%正解主教材:「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」(SBクリエイティブ)推奨前提知識:PHP7技術者認定初級試験合格レベルのPHPの知識