独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月22日、Schneider Electricが提供するオートメーションシステム制御向けタッチスクリーン設定用ソフトウェア「EcoStruxure Operator Terminal Expert」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.6。影響を受けるシステムは次の通り。EcoStruxure Operator Terminal Expert 3.1 Service Pack 1 およびそれ以前 (旧製品名: Vijeo XD)公表された脆弱性は次の通り。SQLインジェクション(CVE-2020-7493)パストラバーサル(CVE-2020-7494)パストラバーサル(CVE-2020-7495)引数の挿入または変更(CVE-2020-7496)パストラバーサル (CVE-2020-7497)これらの脆弱性が悪用されると、細工されたプロジェクトファイルを開いた際に、悪意のあるコードが実行されたり、想定外のパスへ不正な書込みが行われたりする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。ただし、CVE-2020-7497はアップデートが公開されていないため、対策方法として複数のワークアラウンドを公開している。
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米政府が北朝鮮サイバー脅威アドバイザリー公表/Zoom, Webex, Teams の脆弱性 ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2020.5.12 Tue 9:35