独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月21日、Apache Software Foundationが提供する「Apache Tomcat」に安全でないデシリアライゼーションの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これは、The Apache Software Foundationから脆弱性に対するアップデートが公開されたことを受けたもの。JPCERT/CCもこの脆弱性について、注意喚起を発表している。影響を受けるシステムは次の通り、Apache Tomcat 10.0.0-M1 から 10.0.0-M4 までApache Tomcat 9.0.0.M1 から 9.0.34 までApache Tomcat 8.5.0 から 8.5.54 までApache Tomcat 7.0.0 から 7.0.103 までこれらのバージョンには、信頼できないデータのデシリアライズの脆弱性(CVE-2020-9484)が存在する。この脆弱性が悪用されると、デシリアライズ対象データの検証が適切に行われていないことに起因して、遠隔の第三者により任意のバイトコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけるとともに、脆弱性の影響を軽減するワークアラウンドを紹介している。最新版は次の通り。Apache Tomcat 10.0.0-M5Apache Tomcat 9.0.35Apache Tomcat 8.5.55Apache Tomcat 7.0.104
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