トレンドマイクロ株式会社と沖縄県立総合教育センターは4月27日、共同で「教員向けセキュリティ事故体験ゲーム」を開発したと発表した。同センターのホームページから無償でダウンロードできる。同ゲームは教員のセキュリティ意識の向上を目指したもので、複数のセキュリティ事故に対して、校長/教頭/教務主任/情報担当者/教員などの役割を設定し、チームで協力して事象分析や対応方針を検討するグループワーク形式の教材。ゲームでは、「不特定多数の職員が使用できる共用PCがある」「私物デバイスに生徒の写真等を保存している先生が存在する」など、教育現場における情報管理状況をもとに、生徒の個人情報や未実施のテスト問題などの機密情報の流出などのセキュリティ事故をシナリオとして用意、問題意識を参加メンバーで共有する。さらに、トラブルを未然に防ぐための対策やトラブル発生時のトリアージ(対処の優先順位付け)を話し合いながら、各自割り当てられた役職に応じた対応を学んでいく。トレンドマイクロでは今後、この協業を皮切りに教育支援の範囲を拡げ、生徒向けの情報モラル教育ボードゲームの開発・無償提供を行う予定としている。
Microsoft Windows における SMB の圧縮機能の実装不備に起因するバッファーオーバーフローの脆弱性により任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2020.4.27 Mon 8:15