独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月21日、富士ゼロックス株式会社が提供する複数のスマートフォンアプリに、SSLサーバ証明書の検証不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.8。新里祐教氏が報告を行った。脆弱性が確認されたスマートフォンアプリは次の通り。iOS アプリ「netprint」3.2.3 およびそれ以前(CVE-2020-5520)iOS アプリ「かんたんnetprint」2.0.2 およびそれ以前(CVE-2020-5521)Android アプリ「かんたんnetprint」2.0.3 およびそれ以前(CVE-2020-5522)これらのスマートフォンアプリには、SSLサーバ証明書の検証不備の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、中間者攻撃(man-in-the-middle attack)による暗号通信の盗聴などが行われる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Microsoft Windows の AppXSvc において設定ファイルの操作時のハードリンク検証不備により任意のファイルが上書き可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2020.1.21 Tue 8:15