「資格スクエアマガジン」へ不正アクセス、DB回復に身代金要求(サイトビジット) | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

「資格スクエアマガジン」へ不正アクセス、DB回復に身代金要求(サイトビジット)

株式会社サイトビジットは12月9日、同社が運営するオウンドメディア「資格スクエアマガジン」を管理するサーバのデータベースに対し第三者からの不正アクセスを受け、個人情報流出の可能性が判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
株式会社サイトビジットは12月9日、同社が運営するオウンドメディア「資格スクエアマガジン」を管理するサーバのデータベースに対し第三者からの不正アクセスを受け、個人情報流出の可能性が判明したと発表した。

これは11月6日午前4時7分に、ダウンタイム検知ツールにより「資格スクエアマガジン( https://www.shikaku-square.com/magazine )」を管理するサーバのデータベースにアクセスできない状態であることが通知され、同社にて原因を調査したところ、第三者からの不正アクセスを受け当該データベースが書き換えられ、データベース回復のために仮想通貨の送信を要求するメッセージの記載を同日午前10時30分に発見したというもの。

同社では11月6日午前11時12分に、被害拡大防止のために当該サーバを停止、11月8日にはセキュリティ調査会社に当該サーバへの侵入経路の詳細を調査依頼、11月15日には警察に届け出を行った。

11月25日に完了したセキュリティ調査会社の結果によると、ポーランドまたは中国からの不正アクセスにより、当該サーバに不正アクセスがあり、その情報の中に顧客の個人情報が記録されていたことが判明した。

流出が疑われるのは、2013年10月08日午後9時41分57秒から2015年1月9日午後2時41分33秒の間に「資格スクエア」に登録した会員の個人情報で、その項目と人数は下記の通り。

・メールアドレス、姓名、性別、生年月日、電話番号、住所:236名
・メールアドレス、姓名、性別、生年月日、電話番号:1,052名
・メールアドレスのみ:797名

同社では対象の顧客に対し、別途メールにて個別に謝罪と説明の連絡を実施済み。

同社ではもともとプライバシーマークを取得するなど個人情報の管理を強化していたが、本件を受けて既に、同社が管理する全てのサーバの通信ルールを見直し、データベースに第三者がアクセスできないようアカウントとパスワードを再設定、独立行政法人情報処理推進機構への報告を行い、今後の再発防止策として外部ベンダーによるシステムの脆弱性診断を実施し、その結果を踏まえて必要な対応を行うとともに、セキュリティ強化のために新たにWeb Application Firewallを設置するとのこと。
《ScanNetSecurity》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×