独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月24日、D-Linkが提供する複数のルータのアクセス可能なCGI(/www/cgi/ssi)にコマンドインジェクションの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは9.8。影響を受けるシステムは次の通り。いずれもサポートが終了している。DIR-655DIR-866LDIR-652DHP-1565DIR-855LDAP-1533DIR-862LDIR-615DIR-835DIR-825これらのD-Link 製ルータには、コマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2019-16920)が存在する。この脆弱性が悪用されると、認証されていない遠隔の第三者によって、ルート権限で任意のコマンドを実行される可能性がある。現時点で対策方法は公開されていない。JVNでは、影響を受ける製品は、製品サポートが終了しているため、利用を停止して後続製品への乗り換え等を検討するよう呼びかけている。
PHP においてガベージコレクタにおける Use-After-Free の脆弱性により制限を回避して任意の PHP 関数が実行可能となる問題(Scan Tech Report)2019.10.23 Wed 8:15