独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月1日、Apache Software Foundationが提供する「Apache Tomcat JK mod_jk Connector」にパストラバーサルの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Apache Tomcat JK mod_jk Connector 1.2.0 から 1.2.44 まで」は、受け取ったURIを正規化してworkerプロセスとの対応付けを行う正規化処理の部分に問題があり、細工されたURIを適切に処理できない場合(CVE-2018-11759)がある。Apache httpdとリバースプロキシを組み合わせたシステムで、Tomcatで動作するアプリへのアクセスを一定の形式のURIのみに制限している場合に、細工されたリクエストにより、制限を回避してアプリにアクセスされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。脆弱性の対策版は「Apache Tomcat JK Connector 1.2.46」。
VLC Media Player において mkv ファイルのパース処理におけるメモリ操作の不備に起因する Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)2018.10.23 Tue 8:30