内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は9月26日、政府のサイバーセキュリティに関する予算(平成31年度予算概算要求)について発表した。これによると、政府の平成31年度予算概算要求額は852.8億円で、平成30年度当初予算額である621.1億円から約230億円の増加となっている。10億円以上の予算を計上しているのは7施策、総務省は新たに「IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築」として20.0億円を計上している。10億円以上の主な施策は、・厚生労働省情報セキュリティ対策の一層の強化を図り、安全・安心で国民に信頼される情報システム構築に向けた取組(61.6億円)・内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター予算(42.6億円)・経済産業省産業系サイバーセキュリティ推進事業(20.1億円)・総務省IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築(20.0億円)および、ナショナルサイバートレーニングセンターの構築(15.0億円)個人情報保護委:特定個人情報(マイナンバーをその内容に含む個人情報)に係るセキュリティの確保を図るための委員会における監視・監督体制の拡充及び強化(12.8億円)・文部科学省高等教育機関におけるセキュリティ人材の育成(12.2億円)となっている。