セコム株式会社は6月21日、サプライチェーンに関わる施設の物理的セキュリティ対策強化から、安全性を客観的に証明するための認証等取得までをトータルに支援する「セコム・サプライチェーンセキュリティ・セレクト」を6月より発売すると発表した。物流システムは国内外を問わず犯罪の標的になりやすく、リスクのコントロールが最重要課題となっている。こうした背景を踏まえ、SGSグループの日本法人であるSGSジャパン株式会社と共同研究を行い、同社のサプライチェーンに関わる新しいセキュリティ基準「SGS施設セキュリティ評価基準」の策定(2018年2月)に協力した。この評価基準は、サプライチェーン事業者がリスク低減のために採るべき施設の物理的なセキュリティ対策を標準化した汎用的な評価基準であり、本基準に準拠していることを証明する「SGS施設セキュリティ評価登録証」を取得することで、施設の安全性を取引先に対し客観的にアピールすることができる。セコム・サプライチェーンセキュリティ・セレクトは、サプライチェーンに関わるさまざまなフィジカルセキュリティ認証等の取得支援サービス。その第1弾として「SGS施設セキュリティ評価登録証」の取得支援を開始する。同サービスを通じて、ユーザはセキュリティ対策に関する各種相談から、セキュリティポリシーの作成支援、最適なセキュリティシステムの提供、審査準備支援まで一貫したサポートを受けることができる。