独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月16日、横河電機株式会社が提供する「CENTUM」および「Exaopc」にアクセス制限不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.5。影響を受けるシステムは次の通り。・CENTUM CS 1000・CENTUM CS 3000 R3.09.50 およびそれ以前・CENTUM CS 3000 Small R3.09.50 およびそれ以前・CENTUM VP R6.03.10 およびそれ以前・CENTUM VP Small R6.03.10 およびそれ以前・CENTUM VP Basic R6.03.10 およびそれ以前・Exaopc R3.75.00 およびそれ以前・B/M9000 CS・B/M9000 VP R8.01.01 およびそれ以前これらのシステムには、アクセス制限不備(CVE-2018-8838)の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品にログイン可能な攻撃者によって、アラームの偽造およびアラーム表示妨害を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、保守期間が終了している製品もあり、これらは「CENTUM VP」へのマイグレーションが必要としている。