株式会社アズジェントは4月12日、イスラエルのUpstream Security Ltd.とディストリビュータ契約を締結し、コネクテッドカー向けのSOC(Security Operation Center)ソリューション「Upstream」の販売を開始すると発表した。同ソリューションは、コネクテッドカーのさまざまなデータを分析し、異常が発生した際には通知を行うコネクテッドカー専用のSaaSサービス。「Upstream」は、車両とテレマティクスサーバ間でやりとりされるメッセージを検査する「プロトコルセキュリティ」、車両とサーバ間の通信パターンを分析し、異常な通信を検出する「トランザクション分析」、車両の状態により許可されるコマンドの管理やGPS上の矛盾データを発見する「コンテキストセキュリティ」、車両やドライバーの行動パターンを分析し、異常な動きを検出する「ふるまい検知」の4つの機能を搭載する。分析にはAIを活用し、通常とは逸脱した状態の車両を発見した際には、すぐさまSOC管理者へ通知する。これにより、今後台数が増加していくコネクテッドカーの管理や異常発生時の対応を容易にする。販売開始は5月を予定しており、販売価格は1千万円/1,000台/年(税別、別途イニシャルインストレーションフィーが必要)から。初年度2億円の販売を目指す。