独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月13日、Apache Software Foundationが提供する「Apache Tomcat JK ISAPI Connector」にパストラバーサルの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これは、The Apache Software Foundationからアップデートが公開されたことを受けたもの。「Apache Tomcat JK ISAPI Connector 1.2.43」は、IIS/ISAPI 向けの処理のなかで、受け取ったリクエストのURIからworkerへの対応付けを行う前にリクエスト中のパスを正規化する処理に、パストラバーサルの脆弱性(CVE-2018-1323)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リバースプロキシ経由で受け取った細工されたリクエストにより、公開していないパスにアクセスされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。脆弱性の対策版は「Apache Tomcat JK ISAPI Connector 1.2.43」。
Microsoft Office Excel において COM オブジェクトを悪用して Lateral Movement が可能となる手法(Scan Tech Report)2018.2.26 Mon 8:30