独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月4日、投機的実行機能(speculative execution)を持つCPUに対してサイドチャネル攻撃を行う手法が複数の研究者によって報告されていると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは2.5。Intel、AMD、ARMなどの投機的実行機能を持つ複数のCPUに対し、サイドチャネル攻撃を行う手法が報告されており、この手法によりユーザ権限で実行中のプロセスから、カーネルメモリの情報を取得される可能性がある。Linuxカーネルでは、この攻撃手法に対する対策として「KAISER」や「KPTI」と呼ばれる機能が実装されている。また、他のOSにおいても対策の実装が進められているとしている。