三井物産セキュアディレクション株式会社が提供する「クラウドセキュリティ監視サービス secured by Alert Logic」が、2016年サービスイン時のアマゾン ウェブ サービス(AWS)対応につづき、マイクロソフトが提供するクラウドコンピューティングプラットフォーム「Microsoft Azure」環境にも2017年11月対応した。いっそう企業への普及が進むクラウドサービスと、そのセキュリティ対策について、11月28日に渋谷ヒカリエで開催されたイベント「Microsoft Azure 徹底活用フェス」会場で、同社プロフェッショナルサービス事業部 山本 寛将 氏に話を聞いた。──Microsoft Azure 徹底活用フェスの来場者からはどんな反応がありましたか。AWS を利用されている企業の場合、Webアプリケーションの話が多いのですが、それに対して Microsoft Azure は、クラウド上の社内システムのセキュリティをどう担保するかという課題をお持ちの方から、いろいろ具体的な質問をいただきました。──二大クラウドサービスの AWS と Microsoft Azure は使われ方が異なるということですね。新しいWebサービスを開始する場合、AWS を活用してスモールスタートすることが多いですが、Microsoft Azure はこうした公開サーバだけではなく、たとえば給与計算などの社内システムなどに使われるケースが多く、そこにある内部資産をどう守るか、監視するか、攻撃や内部不正を検知するかといった課題を、お持ちの方が多かった印象です。また、レガシーシステムと Microsoft Azure が共存しているハイブリッド環境であることが多いようです。──Microsoft Azure のハイブリッド環境にも Alert Logic は対応しているのですか。11月20日に Alert Logic の Microsoft Azure 対応をプレスリリースしましたが、今回のリリースでは、Azure Stackを含むハイブリッド環境対応を強く意識した内容に致しました。クラウド側とオンプレ側双方にエージェントを入れて、最終的に仮想アプライアンスを経由して Alert Logic のプラットフォームにデータを集約します。パブリックだけではなく、社内システムも守りたいという要望に、監視サービスを提供することで MBSD は応えていきたいと思います。──IDS、WAF、ログ管理、脆弱性検査、監視の網羅的な機能をクラウド型で利用できるサービスは多くないですね。Alert Logic のように一気通貫で、しかも月額課金のサブスクリプション型で提供するサービスは少ないと思います。日本はまだまだクラウドへの移行期ですので、需要に合ったサービスを提供していきたいと思います。──ありがとうございました。