信頼関係に基づく実効性の高い情報共有では、ボットネット「GOZ(Game Over Zeus)」のテイクダウン作戦など、いくつかの事例をもとに国際連携を紹介した。その中で間仁田氏は、JC3の取り組みのひとつとして「DreamBot・Gozi感染チェックサイト」(https://www.jc3.or.jp/info/dgcheck.html)の試験運用を挙げた。このサイトでは、不正送金被害につながるインターネットバンキングマルウェア「DreamBot」および「Gozi」に端末が感染していないかを確認できる。間仁田氏は今後の課題として、被害が拡大しつつある「BEC(Business Email Compromise:ビジネスメール詐欺)」を例に攻撃手法の拡大を説明し、セッションを締めくくった。