一般社団法人日本クレジット協会は9月29日、2017年第2四半期(4月から6月)におけるクレジットカード不正使用被害の集計値を取りまとめ、発表した。これは、クレジットカード不正使用の実態を明らかにするために、クレジットカード発行会社を対象に継続的に調査しているもの。これによると、同四半期の不正使用被害額は61.7億円で、前四半期(56.5億円)から9.2%の増加となった。不正使用被害額の内訳は、偽造カード被害額が9.6億円(同10.6億円)で9.4%の減少、番号盗用被害額が45.5億円(同39.7億円)で14.6%の増加となった。構成比では、偽造カード被害額が全体の15.6%、番号盗用被害額が73.7%であった。国内・海外の内訳では、カード偽造被害は国内が40.6%、海外が59.4%、番号盗用被害は国内が63.5%、海外が36.5%となっている。