独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月31日、Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルを実装する複数の製品に、シーケンス番号が MaxSequenceNumber になっている Link State Advertisement(LSA)の扱いに問題が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは5.8。OSPFプロトコルを実装する複数の製品には、複数の脆弱性(CVE-2017-3224、CVE-2017-3752、CVE-2017-6770)が存在する。この脆弱性により、細工されたLSAを注入されることで、ルーティングテーブルの内容を改ざんされ、DoS攻撃を受けたり、ネットワークトラフィックを別のルータに誘導されたりする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。