2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.06.26(月)

2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA)

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー

特定非営利活動法人 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)セキュリティ被害調査WGは6月14日、「2016年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書~個人情報漏えい編~」を公開した。この報告書は、新聞やインターネットニュースなどで報道された個人情報漏えいインシデントの情報を集計し、漏えいした組織の業種、漏えい人数、漏えい原因、漏えい経路などの情報の分類、JOモデル(JNSA Damage Operation Model for Individual Information Leak)を用いた想定損害賠償額などを分析した結果をまとめたもの。

報告書によると、2016年の個人情報漏えいインシデントの件数は468件と、2014年の1,591件、2015年の788件と減少傾向が続いている。ただし、1件あたりの漏えい人数をみると、1~10人規模のインシデント件数が特に減少しており、この規模のインシデントを公表しなくなった可能性もあると指摘している。

一方で、漏えい人数は1,510万6,784人で前年比1,015万人増と大幅に増加した。これを受けた想定損害賠償総額は2,994億2,782万円と前年比467億円増となっている。原因では、「管理ミス」の159件(34.0%)がもっとも多く、「誤操作」73件(15.6%)、「不正アクセス」68件(14.5%)、「紛失・置き忘れ」61件(13.0%)と続いた。漏えい経路では、インターネット経由の割合が増加している。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

調査・レポート・白書 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. ランサムウェア「WannaCry」被害が多く報道されても、パッチ非適用者は増加(フレクセラ)

    ランサムウェア「WannaCry」被害が多く報道されても、パッチ非適用者は増加(フレクセラ)

  2. KPMG , LAC流「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」実践活用法(KPMGコンサルティング、ラック)

    KPMG , LAC流「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」実践活用法(KPMGコンサルティング、ラック)

  3. 重大な脆弱性が各分野で発覚、モバイルを狙うランサムウェアも--四半期レポート(トレンドマイクロ)

    重大な脆弱性が各分野で発覚、モバイルを狙うランサムウェアも--四半期レポート(トレンドマイクロ)

  4. IT企業を装うフィッシングサイトが急増、そして最短15分で姿を消す(ウェブルート)

  5. ランサムウェア、標的型攻撃など、2016年の脅威を総括したレポート(シマンテック)

  6. 日本のインターネットリスクの高さは183中155位、ただし危険なサーバは多数(Rapid7)

  7. 4人に1人がランサムウェア被害、6割が支払いに応じ 額は300万円以上過半(トレンドマイクロ)

  8. 国内の主要な個人情報漏えい事故をまとめた「日本情報漏えい年鑑2017」(イード)

  9. 2016年の個人情報漏えい、「紛失・置き忘れ」原因が大きく後退(JNSA)

  10. DDoS攻撃は沈静化の動き、一方で新たなリフレクション攻撃も確認(アカマイ)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×