FIDOアライアンスは5月23日、LINE株式会社がボードメンバーに加盟したと発表した。FIDO(Fast IDentity Online)アライアンスは、オープンかつスケーラブルで相互運用可能なしくみを定義する、シンプルで堅牢な認証仕様の標準化を推進する団体。Google、Microsoft、ARM、Intel、RSA、VISA、MasterCard、NTTドコモなどがボードメンバーとして加盟している。LINEでCPO兼CISOを務める中山剛志氏は、「FIDOアライアンスが提唱するパスワードのいらない認証を実装し、LINEのメッセージングアプリやその他の既存のアプリだけでなく、将来のIoTやその他のサービスにも対応していく」と述べており、FIDOアライアンスのエグゼクティブディレクターであるブレット・マクドウェル氏は、「LINEのミッションは、堅牢なセキュリティを提供すると同時に、オンラインサービスを認証するための、より便利な手段を提供するFIDOアライアンスのビジョンと非常に一致している」と述べている。