株式会社PFUは5月9日、同社のセキュリティ対策製品およびサービスを順次強化、拡充していくと発表した。これは、高度化、巧妙化するサイバー攻撃に対し増大するセキュリティ運用負荷の軽減や、セキュリティ対策の効率化を目的としたもの。「より早く」「より近くに」をキーワードとしてる。同社では新たに、ネットワークに接続した機器の把握やネットワークからの遮断、各端末への対処等を一元化するIT機器リスク対処アプライアンス「iNetSec SF(アイネットセック エスエフ)」の販売を6月30日より開始する。同製品は、ネットワークセグメントごとに設置する「センサー」と、センサーを統合管理する「マネージャー」で構成される。センサーが検知した、他社製品を含むリスクのある端末は、マネージャーにより「より早く」ネットワークから遮断できる。同社では、今後3年間で20億円の売上を目指すとしている。また、「標的型サイバー攻撃対策支援サービス」に、オンサイト対処支援を追加する。これは、実際に攻撃を検知した際に、ユーザの情報システム部門では対応が難しい場所へ「より近くに」ある全国120拠点の同社サービスエンジニアを派遣し、マルウェア隔離などの対処支援を直接実施する。