トレンドマイクロ株式会社は3月1日、東京急行電鉄株式会社(東急電鉄)が、標的型サイバー攻撃やランサムウェア対策の強化のために、トレンドマイクロのクラウドアプリケーション向けセキュリティサービス「Trend Micro Cloud App Security(CAS)」を導入したと発表した。東急電鉄では、サーバの運用管理負荷軽減の目的でクラウドサービス「Microsoft Office 365」を導入、5,000ユーザがExchange Onlineをメール環境として利用している。また、効果的な情報集約を目的として「SharePoint Online」を、社内外での効率的なデータ共有など、働き方改革のひとつとして「OneDrive for Business」を利用している。東急電鉄では、主にメールを侵入口とする標的型サイバー攻撃やランサムウェアなどへのリスク対策として、CASを導入した。Office 365とAPIで連携するため、社内環境に新たに機器を設置したり、メールの経路変更やDNSの再設定などの作業が不要であり、スムーズに導入できる点が評価された。さらにCASは、あらかじめActive Directoryで定義しているグループごとに異なるセキュリティ設定を適用できるため、運用管理負荷をかけることなくセキュリティポリシーを適用できる点も評価されたという。