独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月24日、Tenable Network Security, Inc.が提供する「Nessus」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは5.2。株式会社サイバーディフェンス研究所の岩崎徳明氏が報告した。「Nessus」には、情報をHTMLページに出力する際の処理が原因で、格納型のXSSの脆弱性(CVE-2016-9260)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のJavaScriptを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。