今から半年前のことです。2016年6月に少年らが起こした不正アクセス事件が報じられました。佐賀県教育委員会(以下県教委と表記)が運用している学校教育ネットワークが狙われたという事件で、2年近くにわたり不正アクセスを受けていた事実が明らかになりました。未成年者、しかもグループによる犯行であったことやシステムで管理されていた生徒らの指導情報など機微な情報が漏えいする事態であったことがわかり、社会的にも多くの関心が集まりました。そして先月、県教委は佐賀県学校教育ネットワークセキュリティ対策検討委員会(以下第三者委と表記)の提言を受けてセキュリティ対策の実施計画を発表しました。
今回はこの事件を振り返ります。なお、年の記載がない日付は2016年を指します。
今回はこの事件を振り返ります。なお、年の記載がない日付は2016年を指します。