独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月11日、サイボウズ株式会社が提供する、「サイボウズ リモートサービス」を利用して社内のサイボウズ製品などにアクセスするためのソフトウェア「リモートサービスマネージャー」にクライアント証明書の検証不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.2。サイボウズの開発者が報告を行った。「リモートサービスマネージャー 3.0.0 から 3.1.4 まで」には、クライアント証明書を適切に検証しない脆弱性(CVE-2016-7815)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品のユーザによって、本来外部ネットワークから使用できない社内のWebシステムにアクセスされる可能性があり、結果としてWebシステム上で意図しない操作を実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
すべての人に無料の HTTPS 証明書を──Let's Encrypt が世界に扉を開く~コマンドラインを利用した、極めて容易なインストール(The Register)2015.12.18 Fri 8:30