ソフォス株式会社は6月1日、シグネチャレスの次世代型マルウェア駆除ツール「Sophos Clean」を同日より提供開始したと発表した。シグネチャベースの従来型ウイルス対策ソフトでは検出・駆除が難しいとされるマルウェアを検出・駆除する。ソフォスあるいは他社製のウイルス対策ソフトと合わせて使用することが可能。価格は、100名企業で1ユーザ1年あたり1,600円、100名企業で1ユーザ3年あたり3,200円(ともに税抜き)。なお、30日間の無料試用を提供している。「Sophos Clean」は、同社が2015年12月に買収したオランダSurfRight社のマルウェア検出・除去テクノロジーを基盤に開発されたもの。高度な挙動分析や証拠収集(フォレンジック)機能により、ゼロデイ攻撃やトロイの木馬型マルウェア、ルートキット、ポリモーフィック型マルウェア、悪質なクッキー、スパイウェア、アドウェアなどを検出・除去する。同製品は、容量11MBの実行形式のファイルで提供されるため、PCにインストールする必要がなく、必要なときにスキャンを実行できることが大きな特徴となっている。