独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月30日、サイボウズ株式会社が提供するグループウェア「サイボウズ ガルーン」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。新規情報9件および情報追加1件という内容になっている。CVSS v3による最大Base Scoreは8.5。「サイボウズ ガルーン 3.0.0から4.2まで」には、複数の脆弱性が存在する。もっとも危険性が高いものは、「3.0.0から4.0.3まで」が対象となる、任意のPHPコードが実行される脆弱性で、これは追加情報となっている。このほかにも、CVEベースで12件の脆弱性が確認されている。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。