ワコムアイティは、東京ビッグサイトで開催されていた「第13回情報セキュリティEXPO・春」において、スマートフォンやタブレット端末等に指先やペンでサインすることで、本人認証を手軽に行える「Lafcadioサイン認証」の実演展示を行った。 「Lafcadioサイン認証」は同社と島根大学が共同開発した手書きサイン認証技術で、一般的なスマートフォンやタブレット端末を利用することで、本人認証を低コストで可能としている特徴がある。 いわゆるサインの形状だけの認証ではなく、書き順や速度などのタイミングも合わせて照合しており、筆圧検知などが取得できる端末の場合は、それも合わせて照合し、本人検知精度を高めている。 従来の数字パスワードでは4ケタ程度というのが一般的だが、セキュリティの面から見ればかなり脆弱といえるが、複数の認証項目をクリアした上で、本人であることを確認する「Lafcadioサイン認証」は十分なセキュリティが担保されているそうだ。 また、サイン認証は他の生体認証と比較すると、専用端末を必要としないため導入コストを抑えられるので、導入面での敷居が低いのも特徴となる。