東京都産業労働局は4月18日、中小企業向けの相談窓口の設置、および「東京中小企業サイバーセキュリティ支援ネットワーク(Tcyss:Tokyo Cyber Security Support network for small and medium enterprises)」の設立を発表した。今回の取り組みは、東京都が2015年12月25日に警視庁および中小企業支援機関5団体と締結した、中小企業のサイバーセキュリティ対策の強化に向けた相互協力協定に基づくもの。相談窓口では、都内中小企業者等を対象に、情報セキュリティ対策の強化や情報流出事案等に関する相談を受け付ける。相談内容により、Tcyss参加団体等と連携して対応するとしている。またTcyssでは、中小企業のサイバーセキュリティ対策の強化を支援するため、「サイバーセキュリティ意識の啓発活動」「サイバーセキュリティに関する情報共有」「サイバーセキュリティに関する相談への対応」「サイバーセキュリティ事案発生時の相互連携」といった取り組みを行い、4月25日には都庁において第1回Tcyss会議を開催する。