ジュニパーネットワークス株式会社は12月18日、2016年のITトレンド予測について発表した。ITトレンドは、セキュリティ、データセンター・クラウド、サービスプロバイダ・ルーティング、チャネルの4つの視点から予測を行っている。セキュリティでは、「よりいっそう物理的な損害をもたらすサイバー攻撃」として、2016年には、消費者と企業向けのIoTデバイスにおける物理的な損害やビジネスへの大きな混乱がもたらされる状況を目の当たりにするとしている。また、Black HatやDEF CONといったセキュリティ・カンファレンスでは、自分の携帯電話を持ち込むとハッキングされるというのが定石であるが、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックはこれと似たような危険な状態になるとみている。このほか「第50回スーパーボウルのMVPはセキュアなネットワーク?」「米大統領候補者陣営のPCが再びハッキングの被害に」「国家レベルでの攻撃がアノニマスの新たな基準に」「クラウドへのセキュリティ部隊の配備」を挙げている。