キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は12月8日、個人およびSOHO向けのセキュリティ対策ソフト「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」の新バージョンを2016年2月より提供開始すると発表した。ラインアップは、個人および法人向け(クライアント専用)の総合セキュリティソフト「ESET Smart Security V9.0」と、法人向け(クライアント専用)のウイルス・スパイウェア対策ソフト「ESET NOD32アンチウイルス V9.0」となる。「ESET Smart Security V9.0」では、不正送金対策機能を強化した。新たに搭載した「インターネットバンキング保護」機能により、キーボードから入力したアカウント情報を盗む攻撃に対応した。V9.0の設定画面上でドメインを登録したインターネットバンキングやオンラインショッピングのWebサイトにアクセスする際には、セキュアな状態のブラウザが起動し、キーボード入力したIDやパスワード、クレジットカード情報などのデータを自動的に暗号化することで利用者の情報を保護する。また、ボットネットプロテクションも機能強化された。なお、製品版の発売に先立ち、同日よりモニター版プログラムを無償で提供開始した。