トレンドマイクロ株式会社は11月4日、株式会社足利銀行がトレンドマイクロの「金融機関向けインターネット不正送金対策サービス」を導入したと発表した。同行では、インターネットバンキング利用者向けに、ワンタイムパスワードの導入や、ID・パスワードの取り扱いに対する啓発など、さまざまな取り組みを実施している。今回、同行が運営する個人および法人向けのインターネットバンキング利用者と自行のセキュリティ強化対策として、「金融機関向けインターネット不正送金対策サービス」を導入。同日より顧客向けサービスを開始する。具体的には、同行は利用者に対し足利銀行専用窓口をトレンドマイクロ内に設置。万一不正プログラムの感染が明らかになったときには、利用者が同窓口に連絡することで、専任のエンジニアがリモートで利用者のPCを調査、不正プログラム駆除の支援を行う。また同行のホームページにおいて、総合セキュリティソフトの最新版「ウイルスバスター クラウド 10」(90日期間限定版)を配布する。またトレンドマイクロは同行に対し、利用者のセキュリティ環境や問題点などに関する情報を適時提供し、対策強化を支援するほか、「インターネット セキュリティ ナレッジ」を活用したセキュリティ最新情報の提供を通し、行内だけでなく利用者への注意喚起、啓発活動を支援する。