Internet Week 2015 セキュリティセッション紹介 第10回「IPv6セキュリティ再点検」についてNTTの藤崎智宏氏が語る | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.10.17(火)

Internet Week 2015 セキュリティセッション紹介 第10回「IPv6セキュリティ再点検」についてNTTの藤崎智宏氏が語る

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11月17日から11月20日にかけて、一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)主催の「Internet Week 2015 ~手を取り合って、垣根を越えて。~」が、秋葉原の富士ソフトアキバプラザで開催される。

「Internet Week」は、毎年11月に、計40近くものセッションが会期中に行われる、年1度の非商用イベントだ。インターネットやその基盤技術に関するエンジニアを主な対象に、最新動向やチュートリアルがある。

- Internet Week 2015
https://internetweek.jp/

連載で、このInternet Week 2015のセッションのうち、情報セキュリティに関するセッションの見どころ・意義・背景などを、セッションコーディネーターに語ってもらう。

10回目となる今回は、11月19日午前に行われるプログラム「IPv6セキュリティ再点検」について、日本電信電話株式会社の藤崎智宏氏に語っていただいた。

--

――「IPv6のセキュリティ」がこのセッションのテーマですが、これは、古くて新しい問題のように思えます。

そうですね。IPv6がそこまで普及していない時はまだよかったのですが、現在IPv6の普及は順調に進んでおり、国内でもIPv6トラフィックがインターネット総トラフィックの10%を超えようとしています。しかしIPv6の利用が広まる一方で、IPv6に関連するセキュリティ対策までは気がいっておらず、後手に回っている組織が多いようです。

また、「IPv6は利用しない」と組織等で決めた場合でも、昨今のパソコン、タブレット、スマートフォン、プリンタ等のデバイスの多くはIPv6に対応しており、知らないうちにIPv6通信を実施する可能性があります。このため、使う、使わないに関わらず、ネットワークのセキュリティ対策のためには、IPv6の知識が必要な状態になっています。

IPv6のセキュリティ対策の多くの部分はIPv4と共通であり、IPv4/IPv6のセキュリティ対策を同時にとらえ、考えることが重要な時期にさしかかっています。


――なるほど。IPv6の普及状況を考えると、すでにIPv4とIPv6を考えあわせたセキュリティ対策が必要な時期だということですね。具体的には、今回のセッションはどのようなプログラムとなるのでしょうか。

IPv6セキュリティに関する基礎的な情報を知識として理解するだけでなく、具体例を含めて学べるよう考えてセッションを構成しました。

そのためにIPv6セキュリティについて、「IPv6プロトコルからの観点」「実際にIPv6機器を実装しているベンダーの観点」「IPv6網を実運用しているサービス提供者の観点」からの知見という三つの観点から、話をしてもらいます。

ネットワーク提供者、機器提供者、プロトコル開発者という観点から、本当の生の声を聞けるというのは、Internet Weekならではではないでしょうか。


――どういう方にこのプログラムを聞いてもらいたいですか?

そうですね。組織のネットワークや、サービスネットワークにIPv6を導入予定の方と導入済みの方はもとより、先ほどの話の通り、IPv6に対応予定のない組織のネットワーク管理者と運用者の方に、ぜひ聞いて欲しいと考えています。

また昨今、一般家庭にもIPv6が入り始めています。そのため、今までのIPv4セキュリティとの差分などが気になる方や、そもそものIPv6自体に興味をお持ちの方にも、役に立つ内容ではないかと思います。


――IPv6の導入が必要、と言われはじめてから10年以上が経過し、一時はオオカミ少年のような扱いもありましたが、Apple社のiOSにおけるIPv6対応必須化などを受けて、風向きが変わってきたようにも感じます。一気にブレークすることもあるのかもしれません。このような時期ということを踏まえて、メッセージをお願いします。

IPv6については、おっしゃる通りApple社でのiOSにおける対応のほか、GoogleやFacebook等のコンテンツの対応、米国における携帯キャリアの対応など、国際的なトピックスが非常に多いこの頃です。また国内でも、ほぼ全国でIPv6 接続性が容易に入手可能になるなど、着実に進展しており、知らないうちに自分が使っている環境がIPv6対応していたということも多く起こっています。

インターネットがオープンで革新的なまま、今後も発展を続けていくためにはこのように「IPv6の導入と普及」は絶対に欠かせない要素です。またそのスムーズな普及にあたり、「セキュリティ」は、重要な位置を占めています。今年のInternet Weekのテーマ「手を取り合って、垣根を越えて。」ではありませんが、IPv6普及推進・IPv6セキュリティ対応という「ハードル」を、業界・コミュニティ全体で押し進めていくことが重要です。

今後、IPv4とIPv6の双方を安心・安全に利用していくことが必要となってきます。本セッションが、その一助となれば幸いです。

●プログラム詳細

「T6:IPv6セキュリティ再点検」

- 開催日時:2015年11月19日(木)9:30~12:00
- 会場:富士ソフト アキバプラザ
- 料金:事前料金 5,500円/当日料金 8,000円
- https://internetweek.jp/program/t6/

9:30~10:40
1)IPv6とセキュリティ
北口 善明(金沢大学)

10:50~11:25
2) ベンダからみたIPv6セキュリティ
小林 達哉(シスコシステムズ合同会社)

11:25~12:00
3) IPv6ネットワーク運用者からみたIPv6セキュリティ
下田 譲(東日本電信電話株式会社)

※時間割、内容、講演者等につきましては、予告なく変更になる場合があります。
《ScanNetSecurity》

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