株式会社アシストと日本ナレッジ株式会社は10月1日、アシストが提供するEricom社製品を基盤とした「ダブルブラウザ・ソリューション」のLinux版を共同開発し、同日よりで受注を開始と発表した。11月2日より出荷を開始する。同ソリューションは、業務端末をインターネットから遮断する代わりに、仮想環境上に用意したブラウザを経由して、インターネットへ接続できるようにするというもの。端末をインターネットから遮断することで、万一、標的型攻撃によりマルウェアが侵入していても、外部への通信を遮断できる。従来のソリューションは、Windows ServerのRDS(Remote Desktop Services)をベースに構成されているため、利用ユーザ数に応じてMicrosoft RDS CAL(クライアントアクセスライセンス)が必要だったため、コストが大きな負担となっていた。今回、新たにLinuxで仮想ブラウザを利用できる方式を追加したことにより、Microsoft RDS CALが不要になり、利用者数の多い自治体や民間企業におけるコスト負担を大きく軽減できるとしている。