米図書館員が警察と連邦を無視して Tor の出口ノードを再起動~パイロットプログラムをねじ伏せる「恐怖、不安、疑念」作戦が失敗(The Register) | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

米図書館員が警察と連邦を無視して Tor の出口ノードを再起動~パイロットプログラムをねじ伏せる「恐怖、不安、疑念」作戦が失敗(The Register)

「もしも Tor がシャットダウンされたなら、犯罪者たちは他の方法を見つけて活動するだろう。しかしオンラインのプライバシーを求める人々は、そのようにいかない」と彼女は主張した。

国際 TheRegister
Tor の出口ノードを米国で初めてホストした図書館が、「(Tor は)犯罪行為につながる可能性がある」という警察の警告に反して、同サービスの再稼働を評決した。

火曜(編集部註:2015年9月15日)、ニューハンプシャー州ウエストレバノンの Kilton Public Library(キルトン公立図書館)で開かれた理事会の会議では、その匿名化サービスを保つことが全会一致で決定した。同サービスは、速やかに再稼働された。

Kilton 公立図書館は 6 月、「Library Freedom Project」と呼ばれるパイロットプログラムの一員となることに合意した。このプロジェクトは、国の公共図書館で予備の帯域幅を利用して Tor ネットワークを展開し、人々のオンラインのプライバシーを保護することを目的としている。それは 7 月に始動した。

しかしサービスを開始してまもなく、その図書館は警官の訪問を受け、さらに図書館と市の職員は、国土安全保障から「そのサービスは犯罪行為のために利用される可能性がある」と警告される事態となった。彼らは、それが児童虐待の画像へのアクセスに繋がる可能性があることさえも示唆した。

《ScanNetSecurity》

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