オバマが暗号化の全面支持へと歩み寄る──だが彼は、その意味をわかっているのか?~「ノー・バックドア」を語る漏洩メモは、暗号の基本を把握していない(その 1)(The Register) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

オバマが暗号化の全面支持へと歩み寄る──だが彼は、その意味をわかっているのか?~「ノー・バックドア」を語る漏洩メモは、暗号の基本を把握していない(その 1)(The Register)

このような動きは業界のさらなる協力を奨励し、それは社会の安全と国家の安全保障を改善するだろう。たとえば米政府は先日、ソフトウェアのセキュリティホールに関する詳細情報を共有する取り組みを発表したばかりだ。

国際
オバマ政権が「自由な暗号化の全面支持」を表明するか否かを検討している。それは、あらゆる新しい技術にバックドアを設けることを強制的に推進してきた連邦にとって、大きな打撃となるだろう。

しかし、この大統領の提案には「非常に正しい」とは言いがたい部分がある。

The Washington Post は、米国家安全保障会議(National Security Council、以下 NSC)から漏洩したメモを公開したPDF)。そのメモは「当問題に関して行うこと」の 3 つの選択肢を概説している。

最初のひとつを選択した場合、「大統領は、バックドアを導入するための新しい法律や、その他の活動に反対する」ということが明確となる。さらに彼は、暗号化のもたらす利益に賛同した発言をする。

ふたつめは、この問題に立ち返ることを目的に、あらゆる決定を先延ばしにして公開協議へ持ち込むという選択だ。そして第三の選択肢は、問題をうやむやのままにする(忘れられるまで放置する)ことである。

《ScanNetSecurity》

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