トレンドマイクロ株式会社は7月16日、「スマートフォンユーザのセキュリティ意識に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は6月25日から26日、スマートフォンユーザ(Android端末ユーザ309名、iPhoneユーザ309名)を対象に、Webアンケートにより実施したもの。調査結果によると、7割以上(75.4%)のユーザがスマートフォンでWebサイトを閲覧する際にセキュリティ上の懸念を感じていることがわかった。また、半数以上(51.9%)が「不正アプリが配布されているような不正サイトへアクセスしないか心配」と回答した。一方で、セキュリティ対策を行っているユーザは、不正サイトに対しては3割以下(26.5%)、不正アプリに対しては4割(40.0%)にとどまった。対策をしていない理由は「対策の仕方がわからないから」がトップで、不正サイト対策が55.7%、不正アプリ対策が53.6%と、ともに5割以上となった。「対策が必要だと思っていないから」と回答したユーザはいずれも約1割であることから、スマートフォンに関して、セキュリティの必要性を感じている一方で、対策の仕方がわからないユーザが多いことが明らかになった。