日本電気株式会社(NEC)は6月29日、サイバー攻撃に先手を打つ「プロアクティブサイバーセキュリティ」を実現する「NEC Cyber Security Platform」の販売を同日より開始したと発表した。「NEC Cyber Security Platform」は、高度化するサイバー攻撃の対策に必要となるさまざまな機能を備えた基盤製品。今回は同基盤を利用したソリューションの第1弾として、「セキュリティ統合管理・対処ソリューション」と「脅威・脆弱性情報管理ソリューション」を提供する。前者は製品として提供されるもので、価格はSIを含め1,000万円から、後者はサービスとして提供されるもので、価格は年額100万円からとなる。「セキュリティ統合管理・対処ソリューション」は、新たな脆弱性情報が配信された際に、情報システムの脆弱性の有無をサーバだけでなく個々のPCまでオンデマンドで素早く自動調査するもの。また、PCやサーバのレジストリ設定などの改変もきめ細かく調査できるため、自己消去するようなマルウェアも検知できるとしている。「脅威・脆弱性情報管理ソリューション」は、脆弱性情報やパッチ情報だけでなく、パッチが当てられないシステムへ設定変更等の対応策も含めて提示するもの。これにより、すぐにはパッチが当てられない情報システムに対しても効果的な脆弱性対策を行うことが可能となる。