ユーザが招く公共Wi-Fiとホームネットワークのセキュリティのリスク(Avast) | ScanNetSecurity
2024.04.26(金)

ユーザが招く公共Wi-Fiとホームネットワークのセキュリティのリスク(Avast)

Avastは、日本の公共Wi-Fiとホームネットワークの脅威についての調査結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
Avast Software(Avast)は5月26日、日本の公共Wi-Fiとホームネットワークの脅威についての調査結果を発表した。日本人2,300名以上を対象とした、モバイル端末での公共無線ネットワーク(公共Wi-Fi)利用に関する調査では、日本のスマートフォンおよびタブレットユーザの63%が公共Wi-Fiを通じてプライバシーや個人情報の漏えいリスクにさらされていることが判明している。回答者の55%はモバイルデバイスのWi-Fiスイッチを一度も、あるいはほとんどオフにせず、公共Wi-Fiへ自動的に接続できるよう設定しており、自らハッカーに個人情報を盗まれる環境を作っている。

また公共Wi-Fiへの接続に際し、回答者の38%は個人の金融情報の漏えい、42%は個人のログイン情報の漏えいに不安を抱いているが、プライベートな写真やチャット履歴、メールにハッカーがアクセスすることに対して不安を抱いている回答者の割合は5%にとどまった。業務関連のメールやファイルについても4%、「隠すべきものなど何もない」という回答も9%あった。

日本の1,300世帯を対象とした、ホームネットワークに関する調査では、インターネットに接続している家庭の過半数が無線ルータ経由でのサイバー攻撃のリスクにさらされていることが明らかになっている。ただし、ホームネットワークのセキュリティを過信しているユーザは14%にとどまり、8%はサイバー攻撃の対象になった経験があった。一方で、調査対象のルータの31%はユーザ名とパスワードの組み合わせを初期設定のままにしており、回答者の約半数は推測されやすい言葉をパスワードにするなど、リスクの高い状況になっている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×