株式会社アシストは5月19日、標的型攻撃により侵入したマルウェアの挙動を可視化する同社のオリジナル製品「BlackDomainSensor」を6月より提供開始すると発表した。同製品は、悪性サイトまたはその確度が高いURL情報である「BlackDomainリスト」とインターネット通信ログを突き合わせ、それらのサイトと接続した社内の端末のレポートを日次で自動的に作成するもの。また、企業内に侵入したマルウェアがActive Directoryにアクセスする挙動を検知し、マルウェアの侵入状況を可視化する。マルウェアの侵入が検知された場合には、悪性サイトへの通信遮断、マルウェア検査サービスの利用、PCの初期化といった次の一手を即座に講じることで、被害を未然に防いだり、被害規模の最小化を実現する。なお同製品は、年間サブスクリプション・ライセンスとして提供されるため、通常のパッケージ・ソフトウェアの導入にかかる初期費用を抑えることが可能としている。同社では、同製品を標的型攻撃対策の中核として積極的に販売していくとともに、企業の重要な資産である「データ=情報」を保護するための「情報漏えい対策ソリューション」を強力に推し進めていくとしている。