東京ビッグサイトで開催された「Japan IT Week 春 2015」内の「情報セキュリティEXPO 春」に出展していたNTTソフトウェアは、情報漏洩を抑止するための“パソコン内の防犯カメラ”と呼べる「iDoperation SC」を展示した。 本製品の概要は、パソコンの不正操作などによる情報漏洩を防ぐために、ユーザーが行ったすべての動作を録画するというもの。従来のテキスト形式で残す操作ログでは、確認作業が困難だったが、本製品なら動画で確認できるのでより正確かつ迅速に情報漏洩の原因究明や証拠を残すことができる。 エンタープライズ向け製品ということで、撮影動画の検索機能を有しており、日付やユーザー名、パソコン名から動画の検索が可能。複数のパソコンで運用する場合でも管理がしやすい。 また、どのパソコンが、どの時間帯に操作されたのかをビジュアル的に把握できるインターフェイスで、操作がされていなかった時間が1時間単位で分かるので、動画の確認も効率よく行える。 動画再生に関しても、ユーザーの操作がない時間帯をスキップする「スマート再生」、0.5倍から8倍までの再生スピードに対応した「早送り再生」、素早い操作の確認に最適な「コマ送り再生」など、用途に合わせた再生モードを備える。 製品構成は2種類あり、小規模事業者向けの「スタンドアロン版」は、動画の記録を記録対象のパソコンやサーバ内に保管。中~大規模向けの「サーバ版」は、保管用のサーバ内に記録する。 本製品を利用しているパソコンには、搭載している旨を知らせるメッセージを表示して抑止効果をうながしたり、パソコンの利用者に気づかれることなく運用できるステルス機能も備えている。