細菌による食中毒は4月~10月に発生、約3割弱が台所用品の除菌経験なし(P&G) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.12.19(火)

細菌による食中毒は4月~10月に発生、約3割弱が台所用品の除菌経験なし(P&G)

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 菌の専門家である近畿大学農学部の坂上吉一教授によると、春は家庭内の菌が増え始め、台所は「菌に囲まれている状態」だという。P&Gでは、「台所除菌の実態」について調査を実施。調査時期は2月17日~18日で、小学生以下の子どもを持つ20代~50代の母親300人から回答を得た。

■ママたちの台所除菌の知識、知らない分からないが8割以上

 温度と湿度が上昇する春は、冬と比べ菌が増える季節。とくに台所は「水まわり」であるため、さらに菌が存在しやすくなる。厚労省のデータを見ても、細菌による食中毒は4月~10月くらいまでの気温の高い季節に発生しやすい。

 しかし、小学生以下の子どもを持つママ300人に、「まな板など台所用品の除菌」について聞くと、現在、除菌を実践しているのは71.7%で、残り28.3%は台所用品の除菌経験が「ない」という事実が判明。約3割と、少なくない家庭で、台所用品は除菌されないまま「放置」されている実態が明らかとなった。

 そこでママたちに、「子どものお弁当を作るときの菌対策として何をやっているのか」を聞くと、「お弁当箱をきれいに洗う」70.7%、「調理前・調理中に十分に手を洗う」67.7%、「肉や野菜など加熱が必要な食材は十分に加熱する」62.7%などがあげられた。一方で、「包丁、まな板、ふきん、たわし、スポンジなど調理用具を除菌する」をあげる人は34.0%に留まった。坂上教授によると、まな板など台所用品が十分に除菌されていないと、台所用品から菌が食材にうつり、お弁当箱で増殖する「菌うつり」も、春には発生しやすいという。全体的な菌対策として、まな板など台所用品の除菌にまでは、気がまわっていないようだ。

 坂上教授が、とくに気を付けたい、と指摘するのが、まな板からお弁当への菌移りだ。「まな板の菌がお弁当箱に入り込むことは『ある』と言えます。(食材は)消毒はされているものの、菌が残っていて、それが調理する時にまな板につくこともあります。包丁にも菌はうつります。まな板は一見きれいで、フラットに見えますが、顕微鏡で見たら無数の傷がついています。食中毒を生じさせるような菌が入るリスクが大きいと言えます」。

 このように“春には菌が活発化する”ことを知ると、ママたちの8割以上(82.3%)が「台所用品の除菌に取り組みたい」と回答。“お弁当の菌うつり”についても知ると、「除菌に取り組みたい」と思うママが84.7%にのぼった。ただし「除菌はしているが、どの程度効果があるのかわからない」「正しく除菌できているのか自信がない」と回答したママは同率で83.0%と8割超。台所除菌の方法も効果もわかっていないママが大多数だった。

■住宅ライター・アドバイザーが直伝、台所用品の簡単除菌術

 この調査結果に対し、家事のプロフェッショナルで、住宅ライター・アドバイザー&コラムニストの藤原 千秋氏は、「台所は、端から見ると不衛生なことでも『家庭の風景の一部』になってしまっていて、不衛生さに気付けない、ということが多いように思います」とコメント。たとえば、まな板の茶色い筋、黒ずみなどが、なにげなく放置されていることも多いと指摘する。

 しかし、特別な除菌グッズをそろえる必要はなく、食器用洗剤をそのまま使っても、まな板やスポンジなどの台所用品の除菌ができるという。具体的には「洗ったまな板(プラスチック製)の上に、洗剤の原液を大きく“の”の字を2回書くようにたらし(約8ml)、清潔なフライ返しなどで均一にまな板全面にのばす」「そのまま約20分放置した後、水で洗い流す」だけでOKだとのこと。色が取れない場合は、その上で漂白剤などを利用するのもよい。さらに、除菌が済んだ後のまな板を乾燥させることもポイントだ。

 スポンジについては、軽く洗ってよくしぼり、全体に行き渡るのに十分な量(約8ml)の洗剤の原液をつけ、よくもみ込み、次に使用するまでおいておくと除菌ができ、スポンジの劣化を抑えるという効果もある。

 P&Gが出している製品としては、たとえば「ジョイ」などがあげられる。暖かくなってきた今の時期は、まな板からお弁当への“菌うつり”に加え、弁当箱やカトラリーの衛生にも気をつけたいもの。毎日のケアだからこそ、手早く確実に除菌できる方法を覚えておくとよいだろう。

春は“食中毒の季節”、除菌しっかりできてる? 驚きの調査結果

《冨岡晶@RBB TODAY》

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