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2017.10.17(火)

Webカメラを防犯カメラとして利用する際の注意点

製品・サービス・業界動向 業界動向

 昨今、セキュリティ意識の高まりから防犯カメラ(監視カメラ)を設置したいと考える人が増えてきている。ニュースなどを見ても、凶悪事件で犯人逮捕に防犯カメラの映像が貢献した事例も頻繁に見聞きするようになっており、カメラを設置することでの犯罪抑止効果も期待できる。

 しかし、1つ注意しなくてはいけないのが、防犯カメラの設置後、運用していく上で撮影した映像をどのように管理していくかということ。行政などが防犯カメラを設置する場合には、原則的に独自のガイドラインを設けて、プライバシーポリシーや管理責任を明確化し、警察などの捜査機関に協力する際の指針を明示しているが、個人設置の場合はまだその限りにない。

 特に、大がかりな工事を必要とせず、個人でも取り付け可能なWebカメラを防犯カメラとして利用する際にはより注意を払いたいところだ。実際に、一部のメディアでWebカメラを防犯カメラとして運用しているケースにおいて、パスワードを設定しないまま運用していたために第三者でもカメラの映像を閲覧できる状態になっていたという報道がされているが、本来とるべきセキュリティ対策を怠ると、こうした事態も十分に起こりうる。

 そもそも防犯カメラに関わらず、ネットワーク機器全般において、十分なセキュリティ対策を行っていないと情報漏洩の危険性が常につきまとう。Wi-Fiが普及し始めた頃も、パスワードを初期状態にしていたことで情報漏洩の危険性が指摘されてきた。

 Webカメラのネットワーク設定などは、パソコンに不慣れな人にとっては、非常に敷居の高いの作業となるが、セキュリティの設定に関しては、しっかりとしておく必要がある。特に店舗などで防犯カメラとして使っている場合なら、顧客のプライバシーにも関わる問題なので、十分な配慮が必要だろう。

 例えば、設置や設定を業者に依頼した際には、パスワードの変更方法などまで聞いておくといいだろう。そして万全を期すなら、パスワードは定期的に変更することだ。また、ネットショップやホームセンターなどでWebカメラを購入して設置した場合は、取り扱い説明書を熟読して、設置時にパスワードをしっかりと設定することが必要だ。

 多くのメーカーでは、管理ソフトや管理用ブラウザなどと連動して設定ウィザードが用意されているので、実はそれほど難しいことはない。どうしても分からない場合は、メーカーの問い合わせ窓口に聞くこともできる。

 「防犯の基本」は、犯罪被害のリスクをできる限り軽減することにある。「ネットワーク機器を使う時のパスワードの入力が面倒」といった意見を聞く機会もあるが、今後は、よりWebカメラや防犯カメラの普及が進んでいくことが予想されるだけに、リテラシーを社会全体で高めていく必要があるだろう。

【防犯カメラの基礎知識】Webカメラを安全に使うには?

《小菅@RBB TODAY》

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