C&Cサーバの国内での観測結果の分析から、日本国内でプロバイダ契約している利用者が不正送金などを行っている可能性が高いとした。また、iBankingトロイの木馬のソースコードが流出したことで、このデータを利用した「Malware as a Service」が登場しており、メール送信やSMS、電話履歴、電話帳などの機能が提供されているという。さらにモバイルバンキングでは、多要素認証にスマートフォンを利用している金融機関がターゲットになる可能性が高く、またスマートフォンとPCの両方を狙う攻撃も予測した。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》