東北学院大学多賀城キャンパスで「塩素ガスを撒き散らす」と記した脅迫文書が発見されたことで、同大学と所轄警察は12月12日、防犯カメラの映像から被疑者を特定。工学部の学生を威力業務妨害で緊急逮捕した。 在校生の容疑は脅迫文書とともに大学構内に液体が入ったペットボトルを置き、大学の業務を妨害した疑い。容疑者は本件以外にも、過去2件の爆破予告についても容疑も認めており、犯行動機は学内でのイジメと供述しているという。 近年、小中学校の校内やその通学路への防犯カメラの設置が注目されるが、公立・市立を問わず大学構内においても防犯カメラの設置は行われている。本件は防犯カメラの映像から被疑者を特定して事情聴取を行い犯行当日の逮捕、授業の休講もなしというスピード解決となった。 今後も大学や専門学校などの教育機関への防犯カメラの設置は増えるだろう。「学校=防犯カメラ」という認識ができる可能性は高い。